妊娠のひどい肌荒れ「痒み」「じんましん」の原因と治し方

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妊娠中にはさまざまな原因で痒みやじんましんが出やすくなっています。内臓や皮膚、免疫力など、妊娠中は妊娠前と比べてママ自身のからだを守ったり維持する能力が下がっている状態と言え、痒みなどの皮膚トラブルが起きやすくなっています。ここでは、妊娠中の痒みとじんましんなどの皮膚症状についてお話ししたいと思います。

妊娠中の肌荒れ

皮膚疾患の種類

妊娠中に起こりやすい皮膚疾患は下記のようになります。痒みのみのもの、痒みと発疹が出るものなど症状の出方はさまざまで、線引きが難しい場合があります。

妊娠性皮膚掻痒症(にんしんせいひふそうようしょう)

発疹はなく、症状は痒みのみですが、掻き傷ができるほどの痒みになることがあります。妊娠後期に発症することが多いとされています。

妊娠性痒疹(にんしんせいようしん)

体幹や四肢のあちこちに強い痒みを伴う1㎝以下の皮膚の盛り上がりができます。アトピーやアレルギー体質の人に発症しやすいと言われています。初産よりも2回目以降の妊娠に多く、妊娠初期から中期に発症することが多いとされています。

PUPPP

腹部や四肢・お尻に、強い痒みを伴うじんましんのような皮膚の盛り上がりやぶつぶつが見られます。初産の方で妊娠後期に発症することが多いとされています。また、多胎妊娠や体重の増加量の多い方に発症しやすいです。

妊娠性疱疹(妊娠性類天疱瘡:にんしんせいるいてんほうそう)

四肢やお尻に強い痒みを伴うじんましんのような皮膚の盛り上がりと小さい水疱が見られます。自分の免疫システムが誤って自分を攻撃している状態(自己免疫疾患)で、発症は稀です。妊娠中だけでなく、出産後にも発症する場合があります。

妊娠性肝内胆汁うっ滞症

発疹はなく、全身の皮膚や目の白い部分に黄疸(黄色味を帯びる)が出て、全身に強い痒みを生じます。全身のだるさ、食欲不振、吐き気、みぞおちの不快感などの症状がみられる場合もありますが、日常生活を営むことができる程度で、産後1~2週間で軽快します。

妊娠中の痒み・じんましんが起こりやすい原因

妊娠中の皮膚疾患の多くは原因不明とされていますが、妊娠中に痒みやじんましんなどの皮膚症状が起こりやすい原因として下記が挙げられます。

胆汁がうっ滞しやすい

胆汁は肝臓で作られる消化液で、肝臓で作られた後、胆のうという袋に溜められ、十二指腸に食べた物が到着すると胆のうから胆汁が流れていき、脂肪の消化を行います。妊娠中は、胆のうの収縮能力が低下するので、胆汁が肝臓内に溜まりやすいため、行き場を失くした胆汁の成分が全身に広がり、痒みが出やすくなります。ひどい場合には、掻き傷ができるほどの激しい痒みや、眼球の白い部分や皮膚が黄色くなる症状(黄疸)が表れる場合があり、妊娠性肝内胆汁うっ滞症やその他の重篤な病気を発症している場合がありますので、早めにかかりつけの産婦人科に相談しましょう。

アトピー素因が増悪しやすい

妊娠中はホルモンの影響などによって、アトピー体質の方は症状が出やすくなる場合があります。アトピー体質の人は、妊娠性痒疹を発症しやすいとされています。

皮膚が乾燥しやすい

妊娠中にはコルチゾールという副腎皮質ホルモンが増えます。コルチゾールはストレスに対応するホルモンと言われ、ストレスの多い状態の時に多く分泌されます。コルチゾールの作用の1つに、皮膚の老化を抑えるコラーゲンやエラスチンの合成を抑制する作用があり、この作用によって妊娠中は、しわ・たるみ・乾燥肌が出やすい状態となっています。また、妊娠中にコルチゾールとプロゲステロンの分泌が増えることで、毛穴が詰まりやすく、皮脂の分泌が促進された状態となり、ニキビができやすい状態にもなっています。

痒みの治し方

妊娠中に起こる痒みの中には、痒み強くて全身を掻きむしったり、睡眠に影響が出るような場合があります。痒みに対しては下記のような対処法を試してみましょう。

保湿

入浴時に保湿剤を入れたり、使用する石鹸やボディソープを乾燥肌用のものに変えてみましょう。また、からだを洗う際に使うタオルやブラシがナイロンなどの化繊のものの場合、肌へのダメージが強いことがあるので、綿100%や天然素材の柔らかいものに変えてみましょう。入浴後は乾燥しやすい部分に保湿剤を塗布するのも効果的です。

ムレや締め付けを避ける

妊娠中は汗をかきやすく、蒸れやすい状態になっています。汗はそのままにしておくとあせもや痒みの原因ともなりますので、蒸れやすい服装は避け、汗をかき過ぎない環境を整えることが大事です。また、サイズの合っていない下着や腹帯による締め付けは血行不良を引き起こし、痒みなどの皮膚トラブルの原因となりますので、少しでもきつさを感じる場合にはサイズの適正な下着や服に買い替えるようにしましょう。

食生活も注意

香辛料や辛い食べ物、アルコールなどは汗や皮膚のほてり感をもたらすため、痒みが強くなる原因となりますので控えておきましょう。

我慢せずに病院へ

我慢できないぐらいの痒みの場合には、状態に合わせて、妊娠中でも使えるかゆみ止めを処方してもらえますので、かかりつけの産婦人科か皮膚科を受診しましょう。特に黄疸が出ている場合には、病気が隠れている場合がありますので、早めにかかりつけの産婦人科を受診しましょう。

危険な痒み

痒みがひどく黄疸が出ている場合には、下記のような病気の可能性がありますので、早めに病院を受診するようにしましょう。

ウイルス性肝炎

ウイルスによって肝臓に炎症を起こした状態で、A型、B型、C型、D型、E型肝炎などがあり、早産の原因ともなります。症状としては、全身のだるさ、発熱といった風邪に似た症状の後、数日後にかゆみや黄疸が出ることがあります。

胆石症

胆のうや胆管などに石ができる病気で、上腹部から右わき腹にかけての強い痛みや吐き気、かゆみ、黄疸などの症状がでることがあります。

まとめ

痒みやじんましんなどの皮膚症状は、妊娠中に起きやすい症状の1つです。多くは産後に軽快しますが、それまで症状が続くのは十分辛い状態です。上記の痒みの対処法を試しつつ、かかりつけの産婦人科や皮膚科を受診してみましょう。かゆみ止めや軟膏で症状が軽快することが期待できますし、もし病気が隠れていた場合にも治療が早い段階でできますので我慢せずに受診することをおすすめします。

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