妊娠できない原因を調べる「ブライダルチェック」ってなにをするの?

ブライダルチェックは、自分のからだが妊娠できる状態かを知るために病院を受診して検査を受けることです。

ブライダルチェックは女性が結婚前に受けるイメージがあるかもしれませんが、結婚後でも受けることができますし、妊娠を希望する男性もぜひ受けておくべき検診です。ここでは、ブライダルチェックの必要性や検査内容、検診に必要なものなどについてお話ししたいと思います。

妊娠できない原因を調べる

ブライダルチェックとは?何が必要?

現在、5~10組に1組のご夫婦が妊娠できない不妊の状態にあると言われています。

不妊は、避妊をせずに夫婦生活を営み続けているのに1年以上経っても妊娠しない状態をいいます。不妊の原因はさまざまですが、加齢が大きな影響を与えているのはさまざまな研究データで知られています。

女性は30歳以降、妊娠する力(妊孕性)が徐々に減少し、35歳を過ぎるとその傾向がひどくなり、40歳過ぎると急速に減少します。流産率も35歳を過ぎるとどんどん増加します。男性も年齢と共に精液量が少なくなり、精子の質も落ちることがわかっています。

また、25歳未満の男性と比較すると45歳以上の男性の自然流産率は2倍になるという報告もあり、晩婚のご夫婦は早い段階でブライダルチェックを受けることが必要であると言えます。

年齢がどちらも若い健康なご夫婦でも、クラミジアなどの性感染症によって知らず知らずのうちに不妊の状態になっている場合もありますので、結婚前や妊娠を希望してすぐにブライダルチェックを受けることをおすすめします。

どんな検査をするの?

ブライダルチェックは、女性は産婦人科、男性は泌尿器を受診しましょう。

ご夫婦一緒に受けられる場合には、産婦人科で受けられる病院もありますので、ホームページなどを参考に探してみましょう。検査内容は、男性と女性で違ってきます。

男性の検査内容

精液検査

採取した精液で、精液量、精子濃度、運動率、運動の質、精子の形態、感染の有無などを検査します。採取方法は、2~7日の禁欲期間(射精禁止期間)の後に、マスターベーションで射精した精液全量を採取します(専用の精液採取室が準備されている病院もあります)。

問診

不妊症に関連する病気の既往の確認や、勃起や射精などの性生活の状況の確認などの問診が行われます。

血液検査

B型肝炎・C型肝炎・梅毒・エイズなどの感染症の検査や血液型検査を行います。また、風疹の抗体検査も行います。風疹は、妊婦さんが感染すると胎児が先天性風疹症候群(心臓奇形、聴力障碍、白内障、発達障害など)になる可能性のある怖い病気です。抗体がない場合には、予防接種を受けることをおすすめします。

尿検査

クラミジアに感染していないかを調べることができます。

女性の検査内容

内診、子宮がん検診

内診は、ショーツを脱いだ状態で診察を受けます。内診台というソファーのような椅子に座ると、自動で背もたれが倒れつつ、足を乗せた台が左右に開いていきます。内診台と診察する医師との間には大抵の場合カーテンがひかれています。内診では、医師が指を膣内に挿入して、子宮や卵巣などの状態を触診するほか、経腟エコーと呼ばれる特殊なエコーを使って診察が行われます。また、おりもの検査によってクラミジアなどの性感染症を調べたり、子宮がん検診も内診の際に行われます。

問診

生理周期や生理痛・生理の量などの状態を確認したり、既往症やアレルギー、感染症の既往などを問診します。

血液検査

男性の検査と同様に、B型肝炎・C型肝炎・梅毒・エイズなどの感染症の検査や血液型検査を行います。女性は風疹の抗体検査は必須になります。抗体がない場合にはワクチンの接種が必要になります。妊娠してからではワクチンの接種はできないため、妊娠前に摂取する必要があります。

病院によって行われる診察内容に多少の違いがありますが、基本的にはこれらの検査がブライダルチェックで行われます。より詳しく調べたい方はオプションで、ホルモン検査や子宮内膜症検査などの血液検査の項目を追加することもできます。ブライダルチェックは保険適応ではないため、ご夫婦でそれぞれ1~3万円程度かかります(オプションを付けるとさらに上がります)。

料金は検査内容によって変動しますので、受診される病院に事前に問い合わせておくと安心です。

受診時に必要なもの

ブライダルチェックの際に必要なものは、保険証、検診費用です。

女性は基礎体温をつけている方は基礎体温表、生理用ナプキン(内診時に少し出血する場合があります)を持参しましょう。女性は内診がありますので、脱ぐのに時間のかかるストッキングやタイツ、スキニーパンツはやめておいたほうがいいでしょう。下着だけサッと脱いで内診台に上がれるスカートがおすすめです。

まとめ

ブライダルチェックは、妊娠を希望する方は早めに受けておきましょう。そして、必ずご夫婦共に受ける必要があります。

不妊の原因は女性側にあるとされていた時代もありましたが、実際には不妊の原因は男女とも半々の確率ですし、ご夫婦ともに原因のある場合もあります。適切な治療を行うには、ご夫婦両方の状態を医師が把握する必要がありますので、ブライダルチェックはご夫婦で受けるようにしましょう。

妊娠は1人ではできません。ご夫婦2人が協力して初めて妊娠に結びつきますので、ぜひこの機会にブライダルチェックを受けてみましょう。

  • 主な執筆者
hajimatemom

元看護師HANA

産婦人科看護師として3年間の病棟勤務と、婦人科クリニックで1年勤務経験。現在は2人目を妊娠中

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