どうしたら妊娠するの?妊娠しやすい条件について

小学校もしくは中学校で受けた性教育の知識では、妊娠するということを正しく学んでいない可能性があります。

精子と卵子が出会って受精すれば、妊娠するわけではありません。妊娠に至るまでにはいくつかの条件があり、それらを1つ1つクリアできなければ妊娠には至りません。

ここでは、妊娠するとはどういうことか、妊娠できる状態はどんな状態なのかをお話ししたいと思います。

妊娠しやすい条件

受精=妊娠ではない

妊娠は、精子と卵子が出会って受精してできた受精卵が、卵管をころころ転がりながら、子宮に到着し、子宮内膜に着床することで成立します。

着床というのは、子宮内膜というベッドに、受精卵が潜り込んだ状態です。この状態にならなければ、妊娠したということにはなりません。そして、この状態になるには、男性側、女性側の双方の生殖機能に異常がないことが大前提となります。

では、具体的に妊娠するために必要なステップを見ていきましょう。

妊娠へのステップ-男性編-

妊娠するには、男性の精子が必要不可欠になります。

ですが、射精した精子がすべて受精できるわけではありません。精子の数が少なかったり、異常な形態の精子が多かったり、そもそも精子がまったくいない場合には、受精に至ることが難しいです。精液をパッと見ても、一体どれだけの精子がいるかはわかりませんが、精液検査を病院で受けることで精子の状態を調べることができます。

正常値は以下のとおりです。

  • 精液量:1.5ml
  • 精子濃度:1mlあたり1500万以上
  • 総精子数:3900万以上
  • 精子運動率:40%以上
  • 正常形態精子率:4%以上(奇形率96%未満)
  • 総運動精子数(総精子数×運動率)1560万以上

精子の形成や成熟ができない状態を造精機能障害といいます。

総精子数が3900万未満の場合は乏精子症、精子運動率が40%未満の場合には精子無力症、正常形態精子率が4%未満の場合には奇形精子症と様々な造精機能障害があります。

精子の状態に問題がない場合でも、精子が作られる精巣から精子がうまく輸送されない精路通過障害、性行為は出来ても腟内射精が困難な腟内射精障害性交やEDなどの性機能障害がある場合にも妊娠は難しくなります。

精子が元気で、量も問題なく、膣内で射精ができるかどうかが男性側の妊娠に必要な条件になります。

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妊娠へのステップ-女性編-

女性の場合、卵子の質だけでなく、卵巣・卵管・子宮などの生殖器の状態やホルモンバランスなど様々な要因が妊娠成立に絡んできます。

1.排卵、生理周期

妊娠には、生理周期が整い、排卵がきちんと起こっているかが重要になります。

卵巣から卵子が排卵されないことには、精子がいくら来ても受精することはありません。きちんと排卵しているかは、基礎体温を付けることで確認することができます(基礎体温の測り方は別記事で書くのでリンクで繋いで下さい)。無排卵月経といって、排卵がないのに生理のような出血が起こることがありますので、生理があること=排卵していることに繋がるわけではありませんので注意しましょう。

排卵や生理周期は、脳や卵巣から出るホルモンによって調整されているため、脳や卵巣に疾患がある場合には、無排卵や無月経、黄体機能不全などの症状を起こし、妊娠が難しい状態になります。

2.卵管

卵管は、排卵された卵子をキャッチし、精子と卵子が出会う受精の場所を提供し、受精卵を子宮まで送る働きを担っています。卵管に疾患がある場合には、これらの機能に障害を負うことになり、妊娠が難しい状態となります。近年、クラミジア感染症による卵管の癒着が問題となっていて、不妊や子宮外妊娠の増加の一因とも言われています。

3.子宮

子宮は受精卵の着床に関わり、着床後は赤ちゃんを育てる場になります。子宮に疾患がある場合、着床ができなかったり、着床できても赤ちゃんの成長を邪魔し、流産や早産の原因となる場合があります。

4.子宮頚管

子宮頚管は子宮の下部1/3のところで、精子の侵入に関わってきます。

子宮頸管から分泌される頚管粘液が少なければ、精子が動きにくく、卵管まで泳ぎ着くのが難しくなります。

また、抗精子抗体と呼ばれる免疫異常がある場合、精子を攻撃する抗体が頸管粘液に存在することになり、妊娠が難しくなります(抗精子抗体は稀に男性側にも存在することがあり、男性不妊の原因となります)。

排卵があり、ホルモンバランスの問題がなく、卵管や子宮に異常がないことが女性側の妊娠に必要な条件になります。

妊娠へのステップ-相性編-

男性側、女性側に問題がない場合にも、細胞や遺伝子レベルで相性が悪いと妊娠に至らないケースがあります。

受精障害と言われる状態で、卵子を包む膜や中の細胞質に精子が侵入できなかったり、侵入できても卵子が反応しなかったりなど、受精が難しい場合があります。

まとめ

妊娠するには、少なくともこれだけの条件が必要になります。

これらの条件が整うことで初めて妊娠できる状態であることを知っておいて下さい。さらに、年齢や生活習慣なども妊娠に関わる大きな要因の1つになります。

年齢が上がれば上がるほど、妊娠率は低下しますし、ストレスの多い環境であればあるほど妊娠は難しくなります。

初婚年齢も上がり、高齢妊娠が増え、共働き家庭が多い現代では、妊娠は簡単なことではないのかもしれません。ですが、クリアできない条件がある場合も、現代の医療ではクリアできるようになることも多く存在します。

早い段階で病気や異常がわかれば、治る可能性が高くなり治療期間も短くなりますので、産婦人科や不妊治療専門病院を受診して、ブライダルチェックを受けてみましょう。

  • 主な執筆者
hajimatemom

元看護師HANA

産婦人科看護師として3年間の病棟勤務と、婦人科クリニックで1年勤務経験。現在は2人目を妊娠中

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